〜オリーブの香り〜 No127  

ゆっこ

先日、突然でしたがYさんからご招待頂き、横浜みなとみらい大ホールでパイプオルガンの演奏を聞きました。夢のような時でした。何故「夢のような時」なのか。その理由は、Yさんは現在重い病と日々戦っているからです。入退院を繰り返しています。家にいても体調が悪い時は起き上がることも、話をすることも出来ないほど辛い日があるそうです。

そんなYさんからの電話。「今日は体調がとても良いんです、それで私の好きなパイプオルガンのコンサートにどうしても行きたくてチケットを購入しました。一緒に行っていただけますか?」。

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Yさんと私は大ホールのシートに並んで座りました。パイプオルガンの演奏に聴き入る
Yさんの姿はとても、とても素敵でした。Yさんは病との戦いの事も、家で留守番をしている一人息子のR君の事も全部、全部神さまにおゆだねしているようでした。

私たちには日々、不安や恐れ、苦難があります。いつか私のこの肉体も滅びて消えていきます。でも私たちクリスチャンには、死に勝利して下さった主イエスさまが共にいて下さると言う約束があります。この約束を信じて歩むことが出来ますようにとYさんの隣で祈りました。

メンデルスゾーンのオルガンソナタ『天にまします 我らの父よ』が終わると、O・メシアン作曲<主の降誕>より『神はわれらのうちに』の曲が荘厳に響き渡りました。涙が溢れる夢のような時でした。

今週の一面 『子ロバのように』 10/5  

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◆昔、私の息子(穂久斗)が幼稚園で発表会のときに、みんなで歌った歌を思い出します。
 ♪わたしたちはロバの子です。馬のように速く走れない。ライオンのような力なんかない。ただのちっぽけなロバの子です。だけどあなた知っていますか。ロバが主のお役に立ったこと。イエス様を背中にお乗せして、エルサレムにお連れしたことを。走れなくても、強くなくても、いつもイエス様がいてくれます。わたしたちはロバの子です。神様のために、神様のために、働きます♪

◆子どもたちがこの歌を一生懸命に歌っている姿を見て、胸が一杯になり、目頭が熱くなったことを思い出します。この子どもたちのような素直な気持ちで、私も主に仕えて行きたいなぁーと思わされたことを今でも覚えています。翌年、私は神学校に入学しました。

◆イエス様は再び、こんな小さな私に新たな道を示してくださり、「一緒に行こう。私にはあなたが必要だ」と招いてくださいました。

◆人を乗せたことのない子ロバ。速く走れない子ロバ。人を乗せたら重くてゆっくりしか進めない子ロバ。背が低いので遠くが見えないかもしれない。しかし、イエス様はそんな子ロバをニッコリと笑いながら優しいまなざしで見守りつつ、いつも一緒に歩んでくださるのです。

◆私もこの子ロバのように、イエス様の憐れみの視線を感じながら、JOYチャペルの皆さんと一緒に歩ませていただきたいと願っています。私たちは、この子ロバのようにとても小さな存在ですが、イエス様はその私たちをこそ必要としてくださいます。誰かの代わりではなく、「あなたこそ必要なのだ」と私たち一人一人に呼びかけてくださっている。そして、私たちをそれぞれにピッタリな奉仕に招き、豊かに用いてくださるのです。  (松﨑 準)

今週の風景 No.399  

管理人
今日はJOYチャペル史上に残る喜ばしい日でした。

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 聖 書:ヨハネによる福音書8章1~11

 

 説教題:『誰も石を投げなかった女

 

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2014年10月5日 講壇の花  

hamu

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